2015年10月4日日曜日

【31】 諸子百家

  ◇諸子百家…春秋・戦国時代に登場した「いろいろな学問のいろいろな先生」のこと
       「子」は"先生"のこと、「家」は学問のジャンルを言う
  ・春秋・戦国時代…「乱世」…家柄でなく実力が重視される→思想・学問界も
  ・儒家…上下関係に基づく秩序による理想社会をめざす学問
    ・孔子…儒家の祖、「礼」や「仁」の完成を目標とする
            礼:ルール、規範
            仁:人に与える親愛、人倫
         先生と生徒:生徒→先生に礼、先生→生徒に仁(いい授業)
    ・孟子…性善説をとなえ、徳治主義による王道政治を主張、まず良い仁があって礼がよくなる
    ・荀子…性悪説をとなえ、礼の重要性を強調、礼をしっかりすれば仁がよくなる
  ・道家…人為的な道徳を否定、無為自然(ムイシゼン)を説く→のちの「道教」に影響
    ・老子
    ・荘子
  ・墨家…無差別の愛(兼愛)や非攻を唱える
    ・墨子(ボクシ)
  ・法家…性悪説の影響を受ける。法律万能の法治主義→戦国の「秦」で採用
       礼をルール化(しないやつは罰則)
    ・韓非
    ・商鞅(ショウオウ)…秦の孝公(始皇帝の父)に仕える
    ・李斯(リシ)…秦の始皇帝に仕える
  ・名家…論理学をとなえる(公孫竜)
  ・兵家…兵法をとく(孫子、呉子) 風林火山
  ・縦横家…「合従策(ガッショウサク)(弱い国は弱い国同士同盟)」「連衡策(弱い国は強い国と同盟)」などの外交策を論じる
       (蘇秦)                      (張儀) 
  ・陰陽家…天体の運行と人間との関係を説く(鄒衍(スウエン))
  ・農家…農業技術を論じる(許行)
  ・春秋・戦国時代の文学作品
    ・「詩経(シキョウ)」(詩集)
    ・「春秋」(歴史書)
    ・「楚辞」(楚の屈原による文学)

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